舌下免疫療法について
舌下免疫療法について
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。
これまでは、アレルゲンを含む治療薬を医療機関で皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われてきましたが、近年、治療薬を舌下部に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが「舌下免疫療法」の治療を受けることができます。
5歳以上で、薬を舌下に1分程度置くことができれば治療が可能です。
1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初回の服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。
治療薬を舌下に置き、おくすりごとに定められた時間保持したあと、飲み込みます。
その後5分間はうがい・飲食を控えます。
長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状を抑えたりする効果が期待できます。
症状が完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。